「機動戦士ガンダム」は母殺しの物語である ─ その4
『ランバ・ラル編以降のストーリーの変化』 「機動戦士ガンダム」の前半部は「父殺し」という通過儀礼を経て、少年が大人になるという古典的な「神話」であるとその2で説明しました。加えて主人公のアムロ・レイがこの一連の物語の中で...
『ランバ・ラル編以降のストーリーの変化』 「機動戦士ガンダム」の前半部は「父殺し」という通過儀礼を経て、少年が大人になるという古典的な「神話」であるとその2で説明しました。加えて主人公のアムロ・レイがこの一連の物語の中で...
『組織論を描いたガンダム』 当時、小学生だった僕らが「機動戦士ガンダム」で見せつけられたもの。それは「戦争」=戦いのリアルさに加えてもうひとつ、「組織」という複雑怪奇なものでした。これに関してはネットで検索すると幾つか本...
『アムロ・レイが求めたもの』 「機動戦士ガンダム」のストーリー・ラインを紐解いていくと面白い事が分かります。まずは主人公であるアムロ・レイです。彼はこの一連の物語の中で何を求め、そして何を得たのでしょうか。これが分かると...
『あえて申します。THE ORIGINは安彦良和バージョンの別ガンダムです』 1973年生まれの僕はジャスト団塊ジュニア世代(定義として71〜74年生まれ)であり、同時に「機動戦士ガンダム」のリアルタイム世代とも言えます...
『いともたやすく行われるえげつない行為』 こう名付けられた、ファニー・ヴァレンタインのスタンド。その能力は現在のこの世界に平行して存在する無数の別世界、すなわちパラレルワールド間を行き来することができ、自分に加えて他者も...
『アメリカを象徴するものたち』 それではヨーロッパに続いて、新世界=現在の世界を統べるアメリカを象徴したキャラクターたちをご紹介していきましょう。 ★ジョニィ・ジョースター 彼は馬乗りです。車や鉄道のない当時、馬の存在な...
『ヨーロッパを象徴するものたち』 荒木さんが「スティール・ボール・ラン」で描こうとしたもの、それは現在、世界の王であるアメリカ合衆国がどのような存在なのかを解き明かすことであると書いてきました。その為にはアメリカがどのよ...
『アメリカ人の魂 (たましい) とは?』 アメリカの民主主義がどうやって成立したのか? 僕はその3において、歴史家フレデリック・ターナーの「アメリカの歴史の特質は東部から始まった西部フロンティア拡大に伴って、『民主主義』...
『スタンドの変化』 青年誌にステージを移して始まった新シリーズですが、これまでとの大きな違いとして、スタンドの能力の変化とそれに伴うビジュアルの変遷が挙げられます。これまでのスタンドは言うなれば能力を擬人化させたもので「...
『少年漫画の、その先へ』 第4部の「ダイヤモンドは砕けない」における吉良吉影(きらよしかげ)は悪人なのでしょうか? これは一般的な回答としては当然YESでしょう。なぜなら彼は己の快楽で人を殺す殺人鬼です。しかし、当事者で...